事業案内
横浜市場センター株式会社では様々な業態のお客様のニーズにマッチした青果をお届けするため、産地開発から流通加工・納品まで各業態に合わせた体制で取り組んでいます。
仕入れ
産地開発
横浜市場センター株式会社では様々な業態のお客様のニーズにマッチした青果をお届けするため、産地開発から流通加工・納品まで各業態に合わせた体制で取り組んでいます。
商品調達
横浜丸中青果株式会社と連携し、強力な集荷力を誇ります。
天候の影響などさまざまな状況下においても、迅速な対応により商品を確保。欠品を限りなく0に近づけ、しっかりとお客様にお届けします。
加工
カット野菜・フルーツ
最新鋭の設備を有する横浜市場センター株式会社のカット工場を核に、単品のカット専業企業の協力を得て、お客様に満足いただける品質・価格のカット加工品を製造・販売しています。
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小分けパック
お客様の店頭に並べるSKUに合わせたパック作業は、自社の専用建屋内で対応しています。そのため虫や異物の入りこむ隙のない、より安心安全なパッキングが可能です。真空パックなど、ほぼ24時間稼動で鮮度を保った状態でのパッキングを行っています。
物流
品質管理
コールドチェーンにより、流通のどの段階でも徹底した温度管理で鮮度を逃がさないよう対応しています。また、加工などの各作業段階ではベテランの作業者を配置し、工程内検査を徹底しています。
検品・出荷
デジタルピッキング、タブレットでのピッキング管理など、最新設備で確実な検品・出荷作業を行っています。最終的にお客様にご迷惑を掛けることになる納品遅れや欠品が生じないように、細心の注意を払って作業に取り組んでいます。
横浜市場センターの特徴
市場に併設
市場に併設されている横浜市場センター株式会社は、市場と買参人のいいところをどちらも兼ね備えています。
湘南野菜
横浜市場センター株式会社では、顔の見える生産者の野菜・果物として、
「湘南野菜」を取り扱っています。
湘南野菜HPはこちら
商品開発
横浜市場センター株式会社では、お客様のニーズや課題に合わせた商品開発を積極的に行っています。
お客様との取り組み
横浜市場センター株式会社では様々な業態のお客様と多彩な取り組みを行っています。
コールドチェーン
全国に先駆ける横浜市場センター株式会社のコールドチェーン。農作物の安心・安全を支えています。
機械化設備
横浜市場センター株式会社では、充実した機械化設備で生産性の大幅改善を実現しています。
小分け出荷・店別ピック
「欠品ゼロ実現」を目標に、日々現場改善を推進しています。
24時間365日稼働
横浜市場センター株式会社では24時間365日体制で、受注・加工・出荷を行なっています。
畑まるごと買いって?
アメリカのように広大な敷地を利用している畑とは違い、日本の畑は起伏がある土地に点在して存在しています。そのような立地だとどうしても日陰が出来たり、水はけや肥料の届き方にばらつきが出てしまうもの。結果、出来上がった農作物にもばらつきが出てしまうものです。そんなばらつきの出た農作物を全部まとめて買い取る。それが「畑まるごと買い」です。横浜市場センター株式会社が力を入れ始めたこの取り組みは、一体どんなものなのでしょうか。
ひとつの畑から出来る農作物も
等階級はバラバラ……
どんなに丹精こめて生産しても、すべて同じクオリティのものを作ることはできない。これはすべての生産者に共通する課題だと思います。
例えば茨城の白菜畑で見た光景。
春先に出すための白菜が、紐で縛った状態で畑に並んでいます。
そこを見ていると端のほうは小さい白菜しかありません。
ひとつの畑の中で、いろいろな状態の白菜が出来ている。
どこの畑やハウスでも同じようなことが起きています。
少しの違いで規格外になってしまえば、出荷することも出来なくなってしまうのです。
今まで出荷出来なかったものまで
買い取ります。
現在「畑まるごと買い」の取り組みを少しずつ始めた葡萄園があります。
取り組みを始める前のシーズン、そこで規格外の葡萄を見せてもらいました。規格外の葡萄はたったひとつ潰れている粒があるだけ。その粒を抜くと確かに穴があいたようになってしまいますが、味はA品と同等のレベルです。
でも売れない。それだけで商品価値がなくなってしまうのです。
それをどうするのか聞いたら、近くのワインづくりをしているところやパン屋に持っていったものの、それでもさばききれなかったとのこと。
味はむしろ市場の評価も高く、葡萄の中では高級なレベル。その話を聞いて販売出来ない現状をどうにかしたいと思いました。
そこで提案しました。
「A品、B品、そして規格外になるC品までまるごと売ってください」と。
販売出来なかったものから
利益と価値が生まれる。
葡萄園では、試験的にまるごと買いの概念でC品の買取も始めました。
A品からC品まで、すべてをまとめて買うということで、トータルで値段も設定します。
販売出来なかった規格のものを、欲しいという人がいる。それだけでも生産者にとっては嬉しいものです。
葡萄園の生産者も、廃棄しないことがモチベーションも上げたと嬉しそうに語ります。
「形を変えたとしても、育てた青果農作物はちゃんと消費者まで届いてほしい。これからはもっと本格的に取り組んではねだし(廃棄分)がなくなるようになればと思います。この取り組みをするなかで、横浜市場センター株式会社の営業担当の方から販売する店舗のイベントに呼んでもらう機会を得ました。実際に消費者の顔を見られたのも嬉しい経験でした。こうやって新しい取り組みにどんどんチャレンジして、農業の活性化にも繋がればと思います。」
等階級にも地域性がある。
同じく「畑まるごと買い」に取り組んでいるトマト農家の方は言います。
「青果の等階級は、その形や大きさだけでなく、地域によって微妙に判断に違いがあったりもするんです。他の地域で言ったらBマイナスぐらいのクオリティだけど、この地域の判断だとD品になってしまうようなこともあったりする。青果を取り扱ってる人達の間では、数値だけじゃない判断基準がぼんやりと存在したりするわけです。そこを「畑まるごと買い」でひきとってもらえると、実際の品質は悪くないのにD品になってしまったものも、なんらかの形で届けることが出来る。それは生産者としては本当にありがたいことです。トマトであれば大手メーカーのジュース材料用に引き取ってもらうこともあるんですが、そこまで加工しなくても十分美味しいのにと思うこともある。トマトとして消費者の口に届いてくれる嬉しさはやっぱりありますね。」
畑まるごとの年間収益が見える。
畑全体をトータルでやりとりすることにより、生産の段階から畑の大体の年間収益も見えるようになります。そもそも、農家の年間収益というものは見えにくいもの。それが、大体の等階級の比率と数から考えて、畑ひとつから年間でどれだけの収益が出るかを計算できるようになる。これも「畑まるごと買い」の大きなメリットのひとつです。
「今まで販売出来なかったものには価値があるとは思っていなかったんです。それが売れる。それだけでもありがたいんですが、もうひとつの大きな収穫が「情報」なんです。今まで知らなくて無駄にしてきたことがたくさんあるんだということがわかった。みんなが捨てている販売出来ないからからそれが普通になっているんです。きっと他の畑にもそういうものがまだたくさんある。だからもっと広く「畑まるごと買い」が浸透するといいなと思っています。」
(前出のトマト農家)
気づくことの大切さ。
規格外の青果物も、ただ市場の規格に当てはまらないだけで、青果物としての品質は保っているものが多いものです。
でも今までの常識から、産地ではそれを販売出来ないことが当たり前と思っていました。
産地が気づいていないこと。
消費者が気づいていないこと。
お互いに知らなかったことを情報として共有しよりよい循環をしていけたら、農業全般の活性化にもお役に立てるのではないか。
そんな気持ちから、横浜市場センター株式会社では「畑まるごと買い」に取り組んでいます。
取引業態
量販店
スーパーマーケットなど大型店舗での青果販売に安全安心なお取引をいたします。
コンビニ
青果販売の新しい担い手として注目されるコンビニに特化した対応をいたします。
外 食
人気の食材のご提案や季節メニューとあわせた仕入れなど様々な要望に対応いたします。
中 食
旬にあわせた季節の青果物をご希望に応じて柔軟な仕入れと提供をいたします。
産業給食
必要なものを必要なだけ、日々のニーズにあわせた確実な納品でお応えいたします。
惣菜工場
お弁当など惣菜用の加工に適した青果物を納品いたします。
新業態への対応
新規に青果物を扱うあらゆる業態の取組みを、時代にあわせたご提案でサポートします。